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さんぽ すすんで にほ さがる

親による束縛  

★TV★
 私達子供は自由にテレビを見られなかった。 見ても良い番組は自然・動物・宇宙・人体などの教育番組で、その他に週一回の“日本昔話”を私と妹は楽しみにしていた。
 しかし、その番組を見ることも禁止になった。なぜなら、その中に寺・神社・お坊さん・お化け・鬼などが出てくるからだった。

★音楽★
 5年生の時、F・Yちゃんが好きだったKink Kidsの堂本光一が好きになり切抜きをこっそり集めた。
 そして、給食時間に流れたB‘Zの歌にも興味を持った。しかしロックなんて母は許さなかった。母と話し合いをしたが、いつも宗教誌「M」誌の記事を見せられ、「今の音楽は愛、暴力を歌っているものばかりだから、クラッシック以外はダメ」と言われた
 しかし、「M」誌に注意するよう書かれていた音楽のジャンルは“ラップ”だった。母は何が何でも私達をこの世の影響から遠ざけたかったのだ。

★遊び★
 世の友達、つまり学校の友達と、放課後に遊ぶことは許されなかった。JWの中から遊ぶ友達を選ばなければいけなかった。私には同じ学校で同級生のJWの子がいたが、妹にはいなかったので、妹と毎日遊んだ。休日になると父と妹の3人で遠くまでサイクリングした。家族でも山や海に行った。

★身だしなみ★
 周りの子が爪を伸ばしていて私も伸ばしたかったが週末になると親に点検され、無理矢理切られた。
 髪の毛は絶対顔にかかってはいけなかった。前髪が少しでも顔にかかっていると母に問答無用で切られるため、大きなピン止めで横わけにして止めていた。そして、髪が肩より長くなると絶対後ろで1つに結ばなければならず、「ショートカットにするよ」と脅され、おしゃれはできなかった。
 高学年にもなると、ひざが丸見えのスカートは禁止された。
 



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